トップページ » 主催講演会のお知らせ » うごめくバイ菌、マイコプラズマのユニークな運動メカニズム-べん毛でもモータータンパク質でもないー

うごめくバイ菌、マイコプラズマのユニークな運動メカニズム-べん毛でもモータータンパク質でもないー

大阪市立大学大学院 理学研究科 生物地球系専攻 生体機能生物学
宮田真人教授

 2008年12月2日(火曜)13:00~大学院セミナー室(7F)にて、生命情報工学科主催の講演会が行われました。
 大阪市立大学大学院理学研究科の宮田真人教授に「うごめくバイ菌、マイコプラズマのユニークな運動メカニズム  -べん毛でもモータータンパク質でもない-」という演題で講演していただきました。

 「マイコプラズマ」を知らない人が初めて聞くと、『舞妓プラズマ』と連想してしまい、『京都の舞妓さんから放射状の後光が射している状態を想像する』という面白い話から、講演は始まりました。
 「マイコプラズマ」とは、細胞壁をもたない寄生性細菌の1グループであり、ガラスなどの固形物の表面にはりついたまま一方向に動く滑走運動をする細菌だそうです。 研究者にとっては”大切な培養細胞にコンタミする災いのもと”であったりもするそうです。
 講演を聞いていた方々にとっては、どちらが多かったのでしょう。(^^)
 

舞妓プラズマ
(蛋白質核酸酵素Vol.53 No.13(2008) p1753) 講演風景
 

 また、講演のはじめに、作製された『マイコプラズマ飴』を配って下さいました。
 「マイコプラズマ」は、上図の『舞妓プラズマ』図に書かれているような、かわいらしい形を実際しています。飴もとってもかわいいですね。
 Mycoplasma mobile(M.mobile)は、表面細胞が「head」「neck」「body」の3つに分化しており、約1μmのだるま型だそうです。 neck部分に滑走装置があって、多様な固形物の表面を滑走しているそうです。
マイコプラズマ飴
 

宮田先生 質問する学生
 

 neck部分表面には、それぞれ”マウント”、”あし”、”ギア”の役割をもつ蛋白質が存在しているそうです。また、別に滑走のモーターにあたるたんぱく質もあると予想されています。
 滑走メカニズムの説明は、【効果音】つきのアニメーションでした。
「シャキーン!」「ガッ、ガッ、ガッ!!」「ブゥ~ン、ブゥ~ン♪」
 この滑走運動のエネルギーは、ATPの加水分解により供給されているそうです。
 講演後は、教員からだけではなく、学生からも多くの質問がありました。
 「うごめくバイ菌、マイコプラズマのユニークな運動メカニズム」という演題でしたが、なによりも、宮田先生のユニークな人柄、講演にみんな引き込まれていたようです。

(YY)

↑ページトップ